以前、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長さまのご講演を伺う機会に恵まれました。
とても勉強になる楽しい時間でしたが、
その中で最も印象に強かったのが産後の女性の産後うつについてです。
とても多くの方が産後うつに診断されるとのお話があり、
あらためて妻にとても申し訳ないことをしたなと、しても仕方のない後悔をしました。
本年10月からは男性の育児休業の新制度が中小企業も含め施行されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html
制度の後押しもあり、自らが関わる全ての男性社員の取得を強く促せるよう
働き方環境を整備していきます。
産後うつについてです。
妊娠中に通常時の150〜200倍出るとされている女性ホルモン「エストロゲン」が
出産して胎盤が剥がれることで、わずか数時間でその値が大きく下がるのだそうです。
そのような変化により、産後の女性はメンタル失調が起こりやすい状況におかれるとのこと。
出産後数日で起こり自然に治っていくマタニティブルーとは異なり、
2週間以上の長き渡りその症状がつづくものを指すようです。
症状として、悲しいとう感情が長く続く。
感情の起伏が乏しくなり、笑顔が少なくなる。
眠れない、厭世感を感じる。
などが挙げられており、出産した女性の10%〜15%が診断されるとのデータもあるそうです。
制度は制度ですが、身近にいる人が、眠れているか、笑顔があるかなど気に掛け、
声をかけることがとても大切とのこです。
また、厚生労働省が推進する「こんにちは赤ちゃん事業」という
保健士の方による乳児家庭全戸訪問事業もあります。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/kosodate12/01.html
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/kosodate12/03.html
自分たちの世代がした間違いを繰り返す必要はありません。