介護離職する方の特徴のように感じているのが、
介護休業制度などを利用することなく、ご自分で決めてお辞めになっていくことです。
本来は上司や年上の同僚などが制度について適宜ご案内するだけではなく、
その利用を促し、離職につながる意思決定を回避することが不可欠なのにと思います。
出産がハレなのとは異なり、介護はケなのかもしれませんが、
周囲に相談することなく、離職の意思を強く決め、退路を立ってお辞めになる方が本当に多いように思います。
本当に残念です。
離職することで社会保障制度からも切り離されてしまいますし、
介護に何より必要なお金を得る手段も脆弱になってしまいますから、
離職は全くもって懸命な選択ではありません。
ただ、育児もそうかもしれませんが介護の阻害要因は通勤であるとも思います。
通勤という阻害要因を取り除く有効な手段がテレワークです。
当然、製造業やサービス業など職種によってテレワークが取りえないことは重々承知していますが、
だからといって有効な手段を取らない、学ばないということも賢明ではないように思います。
表題は厚生労働省がまとめた事例集です。
ぜひ、ご参考に。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000152036.pdf
男性社員の介護離職のボリュームゾーンは50代後半とされています。
回避すべきです。