おはようございます。
本当に三寒四温で暖かい日が増えていますね。
寒い日も冬の寒さとは違います。あと一歩で春。がんばりましょう。
マクロ経済学の本を読んでいて、とても興味深い一節に出会いました。
情報技術は仕事や暮らしのあらゆる場面に現れているが、生産向上に関する統計結果などに現れない。
その理由は、これまでと同じ生産や販売のやり方で情報技術を使っているからではないか。
革新的な技術であっても、これまでと同じ使い方をすればその技術が持つ可能性を最大に発揮することができない。
革新的技術の特性を活かし仕事のやり方自体を変えることで、生産性は飛躍的に向上する。
実感として確かにそうだと得心できます。
DX(デジタル•トランスフォーメーション)の具体的な進め方を改めて確認することができます。
今回の感染への対応で多くの「仕事のやり方の変更」が行われています。
ただ、在宅テレワークもオンライン会議も、良いか悪いか、好きか嫌いかでどこかその評価がされているように感じることがあります。
変わり切る前の過渡期の状態でその生産性について性急に評価をすることなく、この変化をやり切った先にどのような生産性の変化が定量的に現れるか。
全ての業務や組織を変わり切らせようとするよりも、業務や組織を小さな単位(ユニット)に分け、独立したユニットの業務を徹底してデジタル化する。
小さなユニットでの小さな行動による失敗を許容するスモールスタートです。
感染によりラージスタートを余儀なくされましたので、戻ろうとするその反動も大きなものとなります。
せっかく前に出て、違う景色も見えつつあります。
せっかくのチャンスです。突き抜けた先を見てみましょう。