年次有給休暇の取得率が高い企業は売上高利益率が高いという記事を読みました。
実際に、独立行政法人労働政策研究・研修機構が発行しているビジネス・レーバートレンドの中にその正相関を述べた論稿がありました。
労働時間管理と働き方のニーズに関する企業・労働者調査 (2015年11月号)
少し前の論稿ですが、年次有給休暇の取得率は従業員満足度と相関があり、
取得率が30%を下回ると不満が高まり、結果、人材定着率が低くなる。
取得しやすい(取得率30%以上)企業が人材定着率が高く、売上高経常利益率も高いとされています。
これはどちらがどちらか(有給が取りやすいから利益率が高いのか、利益率が高いから有給が取りやすいのか)が判然としないところもありますが、
やはり働きやすさ=生産性の高さであり、収益性の高さである。
このことを素直に捉えて働きやすい環境整備を着実に進めるべきである。
そのように感じました。