ナイキの創業者フィル・ナイト氏が創業から株式上場に至るまでを綴られた
Shoe Dog: A Memoir by the Creator of NIKE を読みました。
一昨年のビジネス書ランキングでNo. 1ということでしたが、
いかにもアメリカといったビジネス指南書のようなものだろうと
読まず嫌いでいました。
物語は戦後の日本から始まり、その後も日本との関わりが深い物語となっています。
そんなこともあってか、読み始めるとあっという間に引き込まれました。
お金に苦労し続ける話でもあり、事業は損益よりもCFだと改めて実感できます。
なぜ”靴”を売るのか。そのことへの問いかけはとても感銘を受けました。
ある製品やサービスがお客さまを日々の暮らしや人生をどのように豊かなものにするのか。
その積み重ねが世の中や世界をどう変えるのか。
これはあらゆる仕事をしていく上での基礎となるべきものだ。
確かにそうだなと力強くなります。
今のナイキを知っていても、物語はハラハラの連続です。
確かに今年一番の一冊でした。