昨日も夕方、京セラフィロソフィーの輪読ができました。
昨日は健全資産の原則を貫くです。
動きの悪い在庫をどうするか、有休設備資産をどうするか。
端的には捨値でも良いから売ること。ダメなら捨てること。
これが合理的なのだと思います。
在庫にせよ設備資産にせよ過去に一度お金を払っています。
ですから、捨値で売ろうが、捨てようが現在も未来もお金はかかりません。
うまく捨値でも売ることができれば、お金は増えます。
捨ててもお金は減りません。
置いておけば、何がしかお金がかかります。
置いていくだけでお金が減っていきます。
借り入れの担保にかかっているということであれば別ですが、
動かない在庫や設備は捨てるか、捨値で売るべき。
捨てて損金の扱いができれば、税が減りますのでお金が増える可能性があります。
実際に捨てるとなると、なかなかできませんけれど。
ただ、在庫や設備を持つことにより、どうしても思考が供給者本位になります。
この在庫を使わなければ、この設備を使わなければ。
持たないことで、持ち物から解放され、お客さま本位での思考ができるようになります。
健全資産はお客さま本位での思い切った経営の大前提のように思えます。