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    随分以前ですが、 エリヤフ・ゴールドラット先生の

    ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

    という本がベストセラーになりました。

    その中で紹介されたいたのが、制約条件理論、ボトルネックという考え方です。

    コップをひっくり返すと水はすぐにこぼれ落ちてしまいますが、

    瓶のように先端を細くすることで、水の流れが制約を受けうまく注ぐことができます。

    日常生活では役に立つボトルネックは、仕事の中でも検査工程などで活かされています。

    ただ、仕事の中で意図せずボトルネックが生まれることがあります。

    例えば、製造販売の会社であれば、製造部門の人員不足や力量不足などにより

    販売量を決めらた納期や品質で製造できないことが起こります。

    営業部門が200個の受注を取っても、製造部門の生産能力が100個/日であれば、

    売上げは1日あたり100個を超えることはできません。

    もし、1日200個の売上げる会社にしようと思えば、

    製造部門を強化し1日200個の生産能力を整えなければなりません。

    ただ中小企業の場合、製造部門に短絡的に人を増やせば固定費の増大を招きますので、

    工数削減、原価低減(付加価値率向上)、そのための環境整備、能力向上のための

    教育や治具開発などにお金や人を振り向けることを考えます。

    実際に経験しましたが、製造業の場合、ネックは突然現れます。

    品質面で妥協ができない以上、ある一部の工程の生産能力を超えた瞬間に

    生産速度調整(納期調整)などが必要になります。

    また、このような事態は事前に営業と製造との非公式のやりとりで調整されるため

    なかなか顕在化しないというということもあります。

    また、製造以外に製造のために必要な資材調達が滞るなど、

    同時に複数のネックが突然現れることもあります。

    これまでであれば、残業によりネック部分を広げることで対処することができました。

    ただ、今後は働き方改革の進展により、時間外労働の制約や残業代の割増率アップ、

    短時間勤務者の方の賃金増大などにより、時間延長によるネック解消は困難となります。

    そうはいっても現実は頭で考えた通りにいかない。確かにそれもその通りです。

    ただ、ネック工程が顕在化したことを事業拡大のチャンスとしてプラスに捉え、

    丁寧に工程にかかる環境整備、能力向上のためにできることを実践継続していく。

    私はそうしていこうと考えています。



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