昨日の大阪は日中は37度を超えとても暑い1日でした。
そのような炎暑の中でしたが、
無事に弊社のランニングイベントを終了することができました。
イベントはロンドンパラリンピックの短距離競技のメダリスト
アルヌー選手を招き、義足をつけたお子さんやそうでないお子さんを集め
一緒に走ったり、走り方をならったりするという内容でした。
彼はとても真面目な方でサイン色紙の1枚1枚に
異なるメッセージを書いてくださっていました。
18歳の時にボートの事故で片足を切断したそうです。
その後は自分が何者でも無いような気持ちになり、
常に人からも義足を笑われているように感じていた。
夏でも長いズボンを履き、決して義足を人に見せることはなかったそうです。
その後、自分が夢中になれることは何か、好きなことは何かを考え
それがランニングなんだと気づき、
ランニングに夢中で取り組む中で義足を自分自身の個性として
受け入れることができたそうです。
今は33歳になり、会計士として奥様とお二人のお子様にも恵まれ
自然体で常に笑顔でいらっしゃいました。
彼からの子供たちへのアドバイスは、
ランニングの基本は腕を正しく背中の後ろまでまっすぐに振ること
腕と反対の膝を高く上げること、隣のレーンを気にせず
自分のゴールだけを見て自分のレースに集中すること。
そして、それを毎日毎日着実に繰り返し続けること。
正しいフォームで周囲を気にせず、自分のゴールだけをしっかりとみて
それを毎日愚直に繰り返す。
全てに通じることだと思いました。
私は彼の通訳をしましたが、初めて会って、初めて聴いて、
低学年から高学年までの子どもたちに話をするのは中々難しいことでした。
研鑽に終わりはありません。
来週末の札幌の学会でもチャンスがありますので、
その時には完成度を上げようと思います。
準備運営にあたってくださったスタッフの皆さまありがとうございました。