川島 聡さん 飯野百合子さん 西倉実季さん 星加良司さんの共著
合理的配慮 — 対話を開く,対話が拓くを読みました。
キンドル版もありますが、線を引きながら読むので書籍版を選びました。
障害者差別解消法や障害者雇用促進法で言われている合理的配慮がどうも分かったようで分からない。
きちんと体系的に勉強しようと考えました。
本書は様々な視点から合理的配慮について冷静に述べられておりとても勉強になります。
合理的配慮はreasonable accommodationの訳語とのことですが、
reasonableはいろいろな人からみてなるほどねと思えること
理にかなったということですので、言葉の意味も腑に落ちました。
目的やその実現方法、それにかかる負担、いろいろな面から見て
なるほどそれはそうだよねということですので
確かに合理的です。
バリアフリー環境を整備した上で
具体的自由に即した個別対応を本人との話し合いの中で見つけ実行していくことが
合理的配慮であることも良く理解できました。
私の関心は就労ですが、ともに働く人を増やしていくために
本書で学んだことを生かしていきたいと思います。