Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice
を読み終えました。
著者はイノベーション理論で有名なClayton M. Christensen先生です。
企業活動においてイノベーションを生み出すための理論として
Jobs to Be Done.
という考え方を提唱し、事例を織り交ぜ述べておられます。
消費者が同じ製品を買ったとしても、買うときや場所によりその目的が異なる。
その製品やサービスにより自分の何を満たして欲しいのか
その製品やサービスに何をして欲しいのか。
そのことをなぜ買ったのかではなく、どう使っているのか、なぜそのように使っているのか。
そのことを見定めていくいくことがイノベーションを生み出す筋道であることが理解できます。
先に勉強した行動観察とも繋がりとても勉強になりました。
朝の通勤中のミルクセーキの例や機能半分、価格2倍の会計ソフトの例。
読んでいる途中で大陸横断鉄道会社の盛衰のお話をうかがう機会にも恵まれ
考え方の新しい枠組みをいただきました。
ただ、読んでいて話の繋がりがわかりにくいところもあり、
少しなんだかな?という感じで読み終えたこともお伝えしておきます。