シェアリングエコノミーという言葉を耳にする機会が増えていると思います。
私もその考え方にとても興味をもち、私なりにまとめてみました。
何回に分けてご紹介したいと思います。
① シェアリングエコノミーとは何か
自家用車を利用して移動を提供するUber、自宅の空き部屋を利用し宿泊を提供するAirbnb。
いずれも欧米発のビジネスですが、諸外国がもちろん日本にも事業展開は始まり
これらのサービスに代表されるシェアリングエコノミーが注目されています。
Shareには「分かつ、共にする、共有する」などの意味がありますので、
シェアリングエコノミーは共有型経済とも呼ばれています。
共有の対義語として所有が引き合いに出されます。
シェアリングエコノミーの進展により社会が
「資産を所有する社会から資産を利用する社会、
資産を多く所有しないアセットライトな社会へ」と変化していくとも言われます。
シェアリングエコノミーの進展により消費者に物が売れなくなり
企業にとってシェアリングエコノミーの進展は脅威となるのでは?という見方もあります。
一部の企業においてはそのような脅威は現実のものになることは否定できませんが、
シェアリングエコノミーの進展は消費拡大や地域活性化をもたらし、
経営資源に限りはあるものの
地域が求める製品やサービスの提供に懸命に取り組んでいる
そのような地域に根ざした中小企業にとっては大きな事業機会であり、
事業発展の追い風になるので、積極的に関わるべき。
そのような肯定的な立場でシェアリングエコノミーの特徴や背景、
可能性や課題などについて述べていきます。