2017年中小企業白書からシェア経済の事例として
軒先株式会社さまが紹介されています。
① シェア経済の認知や利用状況ですが、
1) 企業: 活用している 1%未満 / 知っているが活用していない およそ24%
2) 消費者: 活用している 16.8% / 知っているが活用していない およそ53%
消費者の75%が興味を抱いており、供給が整備されれば加速度的に活用が進むものと思われます。
個人的にはシェア経済は合理的で世の中を豊かにするものと考えています。
それは消費者だけでなく、生産者にとっても同じことであると考えます。
シェアにより物が売れなくなるのか?と言えば、物は売れるようになります。
購入資産の運用コストが低下すれば、実施的な購入コストが低減しますので、購入者は増加します。
シェア経済についてはこちらの本がとても分かりやすく刺激的でした。
https://www.amazon.co.jp/シェアリングエコノミー-アルン・スンドララジャン/dp/4822251764
② 軒先株式会社さまの事業モデル
1) 貸し手: 店舗の空きスペースやや空き地など端切れ不動産の保有者
2) 借り手: 移動販売(ランチ)や出張販売(雑貨、衣料品)、プロモーション(保険、不動産)
教室やサロンの開催など
3) ネットワーク主宰者が提供する付加価値:
1. 資産損壊のリスク対処のための損害保険契約サービス
2. 借り手への出店場所相談、集客・告知サポートなどノウハウやヒトに関連するサービス提供
③ 今後の事業展開
1) 借り手に対して: 起業前のお試し出店の支援パッケージ販売
2) 貸し手に対して: 自治体と連携した地域遊休不動産活用の事業化
活性化とは流れを生み出すことだと考えますが、
そのために必要な要素は、ヒト、モノ、カネなどのストック資源です。
シェア経済は流れを作り出すもので
今後多くの社会課題を達成していく上で有用であると考えます。
積極的に取り組んでいくべき魅力的な事業分野でもあります。
そのモノを所有したいのか、利用したいのか。
個人的にも所有は執着をの原因となりますので、
所有よりも利用へと頭を切り替えた方がよりストレスなく暮らしていけるように思います。