昨日は大東市での全国高校生マイプロジェクト関西会議での
応援コメンテーターとしての仕事でした。
今回も関西はもちろん、東海、中国四国、九州から30名あまりの高校生が集まり
1泊2日の合宿を通して一人一人のマイプロジェクトを形にする作業をなさっていました。
今年の2月にも関わることができましたが、
とにかく発想が柔軟で行動が大胆。
多くの刺激を受け頭が活性化します。
自分にはあの発想は生まれません。
その中でいくつかの言葉について考えることができました。
① 活性化
活性の反対語は不活性です。
不活性な状態とは流れが澱んでいること。
活性な状態とは流れていること。
地域で言えば、ヒトやモノの流れがあり、ヒトやモノの流れにともないお金が流れていることです。
流れを作り出すものはストックなのだと思います。
地域のストックの棚卸しはとても大切ですし、
流れ(フロー)をストックにし、ストックをフローにするために何をするのかを考えることが
活性化の出発点であること。
② 生きることに精一杯
「生きること」とは具体的に何か。
身の安全を守ることか。家事労働をすることなのか、日々の生計を得ることなのか。
生きることに精一杯であれば、確かに貧困は連鎖していきます。
③ 寂しい
寂しいの反対の状態を表す言葉はすぐには見つかりませんが、
人との繋がりがあり、何かを夢中に一緒に作り出している時間を過ごしている時
人は寂しさを感じることはありません。
年を取ると、人との繋がりが減っていき、何かを夢中で一緒にする時間が少なくなります。
何かを受け取ることで人は確かに繋がりを感じることはできます。
ただ、何かを作り出すことの方がもっと夢中な時間を過ごせるように思います。
役割は繋がりの中にしかないように思います。
④ フェアトレード
フェアとは公平ということだと思いますが、
何が公平では無かったのかということを考えます。
トレードとは取引ですので、売り手と買い手の関係です。
売り手の買い手の間で何が公平で無かったのか。
そのために結果としてどのような不公平や不公正が起きているのか。
国内にも多くの不公平交易が存在するように思えます。
⑤ 人口減少、少子高齢化と一次産業
人口が減少し若者が少なくなると、若者が提供する労働力は減少します。
需要と供給の原理からすると、労働力の価値は上がります。
その労働力はどこに向かうのかといえば、付加価値の創出に向かいます。
その中に置かれる原材料を作り出す一次産業への労働力はより少なくなります。
農業に製造業やサービス業の要素を付与し、価値を増す労働力の供給の流れをどう生み出すか。
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こんなことをあっという間に過ぎる時間の中で考えることができます。