• 大東、四條畷、生駒の中小企業経営を幅広く支援いたします。

    今朝の生駒は秋らしくとても気持ちの良い朝でした、

    が、自分はオーバーユースのようで右のアキレス腱の辺りに痛みがあり

    あまり良い朝を楽しめませんでした。

    明日から外に出ますので今日は自重しました。。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    年次有給休暇について社内で話をする機会がありました。

    日本人の職業観、仕事観、組織への帰属意識(忠誠心)なども関連し

    それぞれの考え方や立ち位置に違いがあります。

    1)年次有給休暇は会社から社員に恩恵的に与えているものではありません。

      年次有給休暇は、労働基準法により

      要件を満たす従業員に会社が与えることが義務付けられています。

      日本国内で事業を営む会社は等しく法令を遵守し事業を進める義務を負います。

      法定日数を超える日数は別ですが、

    法定日数内の年次有給休暇は会社が当然に与えなければならないものであり、

      日本国内で働く全ての人が等しく受け取る当たり前の権利です。

      会社から特別にいただいたものではなく、会社も与えているものではなく

      法令に従い付与しているに過ぎません。

      この前提が異なると、その後の運用などが歪みます。

    2)年次有給休暇の権利は承認を待たずに従業員に生じます。

      これは最高裁判所の判例により確立した考え方ですが、

      年次有給休暇の権利は要件が満たされることで自ずと生じるものであり、

      従業員の請求や会社の承認により生ずるものではないとされています。

    ーーーーーーーーー

    ここまでは年次有給休暇の権利の発生の話です。

    次に年次有給休暇の権利を使うこと(権利を行使し有給を取得する)についてです。

    ーーーーーーーーー

    3)年次有給休暇の取得には従業員の請求が必要です。

      権利を、いつ、どのように、なんのために行使するのかを決めるのは従業員ですが、

      いつ(何月何にち)どのように(前日、半日、時間)年次有給休暇を取得するかについて

      従業員は会社に請求しなければならないとされいます。
       

    4)会社は指定された時期を変更する権利を持ちます。(時季変更権の行使)

      8月10日に取得する旨の届けを受けた場合に、

      その時期は大口の受注が入る見込みで、

      〇〇さんに休まれると重篤なクレームになる可能性があるので、

      納品後の8月20日に休みを変更して欲しいんだけれど。

      というように指定日を変更することはできます。

      ただ、取得を認めないということはできません。

    なんだかわかったようなわからないような話ではありますが、

    従業員が実際に有給休暇を取得する場合には

    有給休暇を①”いつ”②”取得する”することを請求することが必要で

    会社は①”いつ”について”のみ”「事業の正常な運営を妨げる場合に」変更する権利をもつ。

    このように整理できます。

    ーーーーーーーーー

    有給取得率の向上が言われています、

    有給休暇の適切な取得が進むことで

    1)社員の心身の休養が図られ 2)能率が向上する 

    そのことがその効果として期待できます。

    日本国内では労働力人口が減少する一方で、思うように生産性が向上せず経済が停滞しています。

    そのようなことからすれば、働き方の改革による生産性の向上や

    有給取得率を向上が叫ばれるのは必然的な世の流れだと言えます。

    中小企業にとっては短期的には生産高が低下し困るということも当然ありますが、

    中長期的には、生産性が向上するとともに、

    人手不足の中での有能な人材の雇用の拡大・定着が期待できますので

    競争力の強化につながります。

    大企業に比べて生産性が低いとされている中小企業こそ

    取り組むべきメリットが大きいように思われます。

    有給取得率の向上を考えた場合

    1)有給取得を推進する期間(閑散期など)を明確に示す

    2)会社が原則として時季変更権を行使しない時期を”有給取得強化週間”のようにして明確に示す。

    そのような工夫が必要であると考えます。



    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA