今朝のミッションステートメントは在庫のはなしでした。
在庫については
1) 販売(転売)することで現金化が可能な”いわゆる在庫”
購入した金額よりも高い金額での転売できる(可能性が高い)ので
転売により利益を会社にもたらします。
2) 販売することを前提としない消耗品や備品などの在庫
購入した金額よりも高い金額で転売できる可能性はほぼゼロであるので
利用することでのみ利益を会社にもたらします。
以上のような2種類の在庫に分けて考える必要があります。
1)の在庫については、それが製品状態であろうと仕掛かり状態であろうと
在庫数量を適切に把握(棚卸し)することが大切になります。
2)の在庫については、シェア経済の考え方を根付かせる必要があります。
2)の在庫については、”利用”するこでのみ会社に利益をもたらしますので、
回転率の高低が企業の業績に直接関わってきます。
購入経済の考え方を取るのであれば、利用しそうな場所(事業場)ごとで物品を購入し
購入後の運用はそれぞれの事業場に委ねることとなります。
中小企業の多くはこのような状況であろうと思います。
シェア経済の考え方を取るのであれば、購入後、購入物品の所在(在庫状況)をできる限り
リアルタイムで見える化し、運用もICTにより一元管理する。
個々の事業場での運用ストレスを極小化し。より少ない物品量で
多くの回数利用する仕組みを作ることに重きを置きます。
1)についてはジャストインタイムやかんばん方式など様々な在庫管理技術や定石が確立していますが、
2)のICTやIOTを前提としたシェア経営の定石はまだ確立できていないように思います。
シェア経営のノウハウやマインド確立が今後の企業収益を隔てるポイントになるものと考えます。