石川県珠洲市で和のテイストのレストランを営まれている
能登・和DINING SHO-TATSUさまの事例です。
http://www.suzu-city.jp/sho-tatsu/
SHO-TATSUさまは
1) 能登食材を活かした和のテイストの料理に客からの高い評価を得ており、
2) コース料理のデザートとして出すロールケーキにも
テイクアウトへの希望が多く得ていらっしゃいます。
このような特徴と強みを持ち、お客さまからの愛顧を得ているSHO-TATSUさまですが、
少子高齢化はもとより、地元の過疎化により
将来的に継続して安定した経営を行うことに不安を覚えていらっしゃいました。
今回の事例では、
経営計画策定を契機に自店のお客さまを細かく理解し、
お客さまを通して自社の強みや弱み、課題の解決を導き出しておられます。
1)売上管理を月次管理から日次管理とすることで曜日ごとの売上変動が見える化しました。
→ 特定曜日の沈み込みを緩和するために何をすれば良いのかを考えるきっかけとなりました。
2)お客様の性別、年代、住所、職業なども分析しました。
→ 顧客特性から自社の強みや弱みを考えるきっかけとなりました。
これらの現状把握から
1)ランチに新コースを設け客単価のアップをはかることとし
2)テイクアウトの要望が強かったロールケーキを
冷凍保存可能なテイクアウト商品として開発なさいました。
ロールケーキ開発時には砂糖を一切使わない
能登産の食材により甘みやうま味を出すことにこだわりました。
その結果完成したのが、ホームページにも紹介されている
店自慢のプレミアムスィーツ”能登こめロール”です。
残念ながらネットでは取り寄せできず、店頭での販売のみとのことですが
本当に自然の恵みを感じる美味しそうなケーキです。
本事例では、自社の最も大切な資産である”顧客”の改めて細かく理解することで
顧客の立場での自社の強みや弱み、課題などを導き出しています。
多くの中小企業にとって参考となる事例です。
事例概要
名称 | 能登・和DINING SHO-TATSU |
ホームページ等 | http://www.suzu-city.jp/sho-tatsu/ |
概要 | 石川県珠洲市のレストラン |
従業員数 | 1名 |
特徴、強み、機会 | 1)料理への客からの高い評価 2)コース料理で人気のロールケーキ |
弱み、脅威 | 1)少子化と高齢化で安定した経営を継続できるのかが不安 2)不安を見える化できていない。 |
課題(機会の活用) | ランチを強化することでより経営が安定するのではないか? |
実施内容 | 1)経営計画策定 →基礎データの収集 →月単位の売上管理を日単位の売上管理に →曜日による客足の変動の見える化 →客の性別、年代、住所、職業などの分析 →自店の強みと弱みの再認識 |
成果 | 1)ランチに新コースを設け客単価をアップ 2)コース料理で人気のロールケーキを”能登こめロール”として商品化 →テークアウト向けに改良、店自慢のプレミアムスィーツに |
今後の課題 | 経営の安定と継続 |