新潟県上越市で地元産のお米やお酒を販売する
明治33年創業のヤマイ佐藤商店さまの事例です。
https://www.yamai-kome-sake.jp
佐藤商店さまは鵜の浜温泉に近く、
1)地元のお客さま
2)温泉客
を顧客としており、地元の人気店として賑わっていらっしゃいます。
今回の事例ではさらなる顧客開拓のために
1)温泉客を自社店舗へ誘導するためのギフト商品を開発する
2)誘導の目玉となるよう、お店の土蔵を改装しお客さまのおもてなしの場とする
3)ギフト商品には店舗のご案内のしおりを付け、ギフト購入→店舗への流れを促す
このような活動に取り組まれました。
ギフト商品として魚沼産のコシヒカリなど3種類のお米をセットにした
「オリジナルお米ギフト(2合米)」を開発され、
パッケージも女性や子どもにも親しみやすいものとし、長期間食味を保つよう工夫なさいました。
土蔵は改装され、明治大正の品々を展示し、畳敷きのくつろぎの場所も作っていらっしゃいます。
https://www.yamai-kome-sake.jp/明治時代の土蔵見学/
今回の事例では、
土産用に小分けにした観光客が増えているそうだから、
それを生かして顧客の幅を広げたいという店主のアイデアを
1)具体的にどのような商品をどこで提供し
2)どのように顧客として獲得するのか
3)そのために利活用できる自社の経営資源(ヒト、モノ、カネ、ノウハウ)は何か?
それらを経営計画の策定を通して繰り返し確認し、ギフト商品の開発販売に留まらず
自社の土蔵を活用し、より魅力的な内容としています。
事例概要
名称 | ヤマイ佐藤商店 |
ホームページ等 | https://www.yamai-kome-sake.jp |
概要 | 明治33年創業 新潟県上越市の酒類・米穀小売業 |
従業員数 | 1名 |
特徴、強み、機会 | 契約農家のお米、こだわりの地酒の取り扱い 温泉地に近く、地元住民以外にも温泉客を顧客としている。 レトロ感に富む土蔵を店舗と併設して所有する |
弱み、脅威 | 販路が限定されている |
課題(機会の活用) | 観光客が土産用に小分けされたお米を買う人が増えている |
実施内容 | 経営計画策定 誰に、何を、どのようにの明確化。アイデアの具体化 オリジナルお米ギフトの開発 ギフト購入者の店舗への誘導のためのしおり作成 土蔵の改装 |
成果 | |
今後の課題 | ギフトが名刺の代わりとなり、購入者が店舗や土蔵を訪れる導線の確立 店舗や土蔵がお客さまをもてなす場として活用される |