東京都西多摩郡の美容室さんシェモアさまの事例です。
あらためてですが、
1) 店舗の4Pにかかる基本情報、固定的情報はホームページ
http://chezmoi-salon.com/about.html
2) 実際の商品やサービスなどの動的情報はFBやインスタなどのSNSで随時更新
https://www.facebook.com/hair.chezmoi
https://www.instagram.com/chezmoi.hair/?ref=badge
そのことを確認させていただきました。
ホームページを拝見すると、手描きの地図にとても良い印象を抱きました。
昭和26年の創業と地元に愛され続けている美容室ですが
設備の中でも顧客満足に繋がりの深い椅子が老朽化しており
カット用の椅子を補助金により更新なさった事例です。
高齢者が長時間座っても疲れない椅子を導入することで、
同じように腰への負担が少ない椅子を求める妊婦の方などを
新たな顧客として開拓なさっています。
なるほどと勉強になります。
本事例では経営計画づくりの大切さも改めて確認できます。
1)店主やスタッフの個々のアイデアは散在しているデータですが
データだけでは、店自体の行動は起きません。
2)アイデアデータを経営計画づくりの中でつなぎ合わせることで
店を動かす情報とすることができます。
3)情報により店が的確に動けるだけでなく、働く方にとっても
その前提や意義が明らかになりますので働く方のモチベーションが上がります。
4)計画を作る中で「そもそもこういったお客さまはどれくらいいらっしゃるの?」といった
アイデアの検証が行われますので、環境への気づきとその適応が促されます。
経営とは様々な環境に迅速に対応していくことであり、
経営計画はそのための道具です。
計画はあまり精緻なものを作っても、
環境は常に変化しますのであまり有益ではないと考えます。
ただ、断片的なアイデアをつなぎ合わせ計画としておくことで
進んでいく方向が明確になります。
それににより変化への対応が後手に回ることが少なくなり、
対応が的確になります。
事例概要
名称 | 美容室シェモア |
ホームページ等 | http://chezmoi-salon.com/about.html https://www.facebook.com/hair.chezmoi |
概要 | 昭和26年創業 東京都瑞穂町の美容室 |
従業員数 | 4名 |
特徴、強み、機会 | 幅広い世代が満足できるサロン←親子3代で通うお客さま 地域での強い愛顧 |
弱み、脅威 | 設備(椅子)の老朽化 →高齢者が座っていて疲れる 店主のアイデアがまとまっていない |
課題(機会の活用) | 設備を更新し高齢者の顧客層を広げる |
実施内容 | 経営計画策定 →散在していた店主のアイデアが一つの計画に →補助金による設備更新:最新のカットチェア購入 →広告宣伝の見直し:看板とチラシのデザインのリンク |
成果 | 高齢者顧客の増加 妊婦さんなど腰への少ない負担を求める顧客の増加 →新規客が毎月10名程度増加 →総売上15%アップ |
今後の課題 |