ホームページを拝見すると
目指せ!開発型企業
という文字に思わず目がいきます。
自社や地元企業のあり方を示したものであると思いますが、
とても新鮮で、
「なるほど、自分が何をしたいのか、伝えるべきことはこのようにして伝えるのだな」
ととても勉強になりました。
量産販売ができないという地元中小企業の弱みを克服するために
地元中小企業の地域密着連携型のビジネスの母体を作り
市場にないアイデアを形にする開発型企業集団としての
独自性を形作り、共に利益をあげるビジネスモデル作りに取り組んでいらっしゃいます。
興味深い事例です。
事例概要
名称 | 株式会社畠茂商店 |
ホームページ等 | http://hatashige.com |
概要 | 宮城県大崎市の電気器具製造業 昭和元年(1926年)創業 元来農家の副収入であるワラ加工品の製造機械販売 昭和45年(1970年)主要営業品目を機械・工具に移行 現社長は3代目の畠良記氏 |
従業員数 | 9名 |
特徴、強み、機会 | 道路保守用機器・鉄道保線用機器などの企画開発に注力 2013年に高精度な軌道用ゲージの開発に着手 産学官連携により従来の方法よりも3倍測定精度の高いSELゲージの開発に成功 部品の8割近くを大崎地区から調達したメイド・イン・大崎製品の完成 |
弱み、脅威 | 新製品の開発に多額の資金を費やしたため、広告営業のための費用拠出が困難 |
課題(機会の活用) | 新製品の拡販 |
実施内容 | 経営計画書の作成 →5年スパンで新製品の販売計画を策定 →従来にない緻密な計画書に 補助金により製品紹介パンフレットや営業出張費を手当て |
成果 | 販路の拡充 |
今後の課題 | 地元中小企業が手を結びあうことで市場に無いアイデアを形にし共に利益を得るビジネスモデルを実現し 量産販売できないという地元企業の弱みを克服する。 |