The Sharing Economy: The End of Employment and the Rise of Crowd-Based Capitalism
Arun Sundararajan
シェア経済についての本です。
読んでいてとても刺激的でした。
Share(分かち合い、共有)の対義語としてOwn(所有)を置くと多くのことが理解できます。
シェアすることでそのモノが本来持つ潜在価値を最大に引き出すことができます。
シェア経済は思いやりや他者との分かち合いといった私たちの意識変化が産み育てたものではありません。
情報技術の急速な進歩により、私たちが元々持っていた意識を実現する可能性が著しく高まったことによるものです。
このような視点も非常に合理的で腑に落ちました。
自分の中では制約条件理論と結びつきました。
ここの単位業務の作業者への所有を前提としたこれまでの仕事の仕方ではボトルネックが常に発生します。
一方、シェアワークではボトルネックは発生しません。
働き方改革を考え、実行して行く上でもとても参考になる一冊です。
2017年3月8日